処方箋の行間には、添付文書に書かれない「意図」が潜んでいます。
薬の名前を覚えることと、処方を読めることは、別の話です。 知識(Know)は、臨床の文脈に置かれてはじめて、判断する力(能)になる。 その橋渡しをするのが、薬剤師としての思考——つまり「脳」の仕事です。
このサイトは、処方箋と添付文書を題材に、その読み解き方を記録していくノートです。 物質名の暗記ではなく、「なぜこの処方なのか」を問い続ける薬剤師のために。
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